私たちのためのガイドライン
このガイドラインの目的は、オーガナイザー(主催者)も参加者もコミュニティ・イベントで安心して話ができるためのもので、かつ、全員で守っていこうとするものです。コミュニティの中で、一人ひとりが安心を提供できる存在であり、安心して自分らしくいていただきたいなと考えています。
私たち全員のバックグラウンドが全くちがうからこそ、繊細さを大事にできるといいなと思います。だれもが成長の中で間違えたり、教わったり、教えたりすることがあるので、議論をすることもあると思います。間違えることを恐れて、話しにくいさや居心地の悪さを感じてほしくはなく、むしろ、その気持ちの揺れをも話せるコミュニティーに全員でしていけるといいなと思っています。
もしどなたかが、この方針に共感してもらえていないな、守れていないなとオーガナイザーが判断した場合、その場からご退場いただくこともあります。

- 差別発言はもちろんしない
ジェンダー・セクシュアリティ・人種・民族・障害・宗教など、あらゆる差別を許しません。もし自分自身のマイクロアグレッションなどに気がついたら、その場で謝る素直さと繊細さを忘れないでいたいですね。気づいたことがあった場合は、イベントのオーガナイザーに教えてください。 - 見た目や名前で人の属性を決めつけるような表現を避ける
「お姉さん」「お兄さん」「彼女」「彼」「ちゃん」「くん」など、ジェンダーを決めつけてしまう表現を避けましょう。本人の意思や希望がなければ「さん」を使います。他には「メガネをかけた青い服を着ている方」などの言い方もできます。ミスジェンダリングは、お互いに辛い、苦い経験になります。心地よいコミュニケーションを目指していきましょう。 - トリガーになりそうなお話をするときは、話す前に伝える
トリガーとは、過去の嫌な出来事を思い起こさせるきっかけや原因になるものです。コミュニティーでお話をするときに、辛い経験を無理して話す必要はありませんが、トピックによっては話したい時もあるかもしれません。その時は、他の方がトリガーする可能性があるので、何の話をするかを先に伝えてから、内容をお話しできるといいです。例えば「今から性被害を含むトピックを話します」などです。 - しんどい気持ちになれば、自分の安心を優先する
イベントで色んな方々が話します。その中でトリガーを感じる可能性もあります。トリガーすると、手汗が出たり、心拍数が上がったり、ぼーっとしたり、悲しくなったり、怒りを感じたりすることがあります。イベントの中で「トリガー」に感じるようなものが出てきたら、イベントのどんなタイミングでも、深呼吸をしたり、温かい飲み物を飲んだり、楽しかったことを思い出したり、外の空気を吸いに行ったりして、自分の気持ちを最優先に行動してください。何も言わなくても大丈夫ですし、「ちょっと抜けます」と隣の人に言っても大丈夫です。心の状態がいい感じに近づいてきたら戻ってきてください。もちろん、そのまま退場しても大丈夫です。不安を感じること、違和感を覚えることがあったら、真っ先にオーガナイザーに声をかけて教えてください。 - 写真撮影時はプライバシーを尊重する
SNSなど投稿をしてもいい方と、顔出しができない・避けたい方もいます。顔出しができない・避けたい方は、ネームタグに*をつけてください。ネームタグに*がある方との写真は投稿しないようお願いします。撮影OKの方だけが写っている写真のみを投稿するなどの判断をお願いします。
楽しくあつまって、いっしょに行動する
コミュニティーメンバーとあつまって、新しい価値観や出会いを楽しむ中で、新しい気付けなかった自分にも出会える可能性を楽しんでもらえたらと思います。コミュニティオーガナイザーの、かほりとルーシーも含め、ダイバーシティ、インクルージョン、まだまだ分からないこともあります。コミュニティでは、お互いに知識を少しずつつけていき、焦らず、それぞれのタイミングで、「なにか私たちに変えられることはあるか」と、心が動いた時がタイミングでできることから一緒にはじめていきましょう!
もし気になることがあれば、イベントごとにオーガナイザーがいますので、オーガナイザーに状況を具体的に教えてください。今後のコミュニティのあり方を考え、優先事項から改善していきます。